●ソルダネーラの花
●スイスのダム#2

スイスのダムには、近辺を遊園地のようにした楽しいものもあります。私が前から気に入っているのは、フランスのモンブラン山群につながるエモッソン・ダムです。黒部ダムと規模も形も似たアーチ型ダムで、麓の駅からダムの堰堤まで、3種の変わった乗り物を乗り継いで登ります。どれもダムを建設するときに使った輸送手段を改造したものです。25年ほどまえにはじめて訪ねたときには、10才くらいだった切符切りの少年がいまでは立派な社長さん。彼もそのお父さんも、元祖鉄チャンに違いありません。
http://www.chatelard.net/(日本語ページあり)。
ダムの堰堤からは間近にモンブラン附近の山々が見渡せます。シャモニーから19キロにあるこのダムは、スイスとフランスの共同経営です。ダムのずっと奥には、恐竜の足跡の化石が残る場所があって、夏の間だけ数時間のハイキングで行けるそうです。

❶フニクラ 最急勾配87%で登る銀色のケーブルカー

❷プチトラン ほぼ平坦な道を、60cmの軌道幅で走るトロッコ展望電車

❸ミニフニック 昔はまたがって乗っていたブドウ畑などで使われる運搬レールを改造したもので最急勾配は73%。ダムはこの約30メートル右下。

●スイスのダム#1

鉄ちゃん、鉄子さんは今や売れっ子ですが、ダム君というのもおられることを最近知りました。私の行ったこともないスイスのダムを巡って、まだ他に面白いダムはありませんか?とご質問を頂いてはじめてわかったのです。
スイスの電力供給の立役者は水力発電で、ヨーロッパの他の国にも輸出される程ですから、スイスにはダムが沢山あります。氷河から厳しい斜面を流れ落ちる水力は、スイスにとってはまさに白い石炭なのです。
スイス最大のダムは、ヴァレー州のエレマンスの谷の奥にあるグランド・ディクサンスダムです。その高さは世界一、実際に見ると恐ろしいほどのたたずまいで、これが決壊したらこの世の終わりだろうと思わせられます。空中ケーブルでダムの壁の前に降り立って、中を見物することもできます。


●東北関東大震災
あまりの事態に茫然としているうちに10日以上も経っていました。
いつもコメントを下さる汐まねきさんが被災し、いまもって避難所生活とのことで胸が痛みます。
スイスには火山がないので、地震は主に地滑りや土砂崩れで、土石流,川の増水などの被害が多くあります。ライン河ではたしか18メートルの被害標識を見たことがあります。
水力発電が主流のスイスでも、原発は私の知る所4カ所ありますが、5つめは住民投票によって廃棄されました。今回の日本の事故は、その意味で大いに興味を持たれているとのスイスからの友人のメールで、「人の不幸を見て、自分の都合を考える」という態度に我ながら恥ずかしいというものもありました。しかし、世界中が地震だけでなく、日本人の行動を注視していることも間違いなさそうです。

スイス,ヴァレー地方のモワリーダムへ向かう郵便バス。
いつもコメントを下さる汐まねきさんが被災し、いまもって避難所生活とのことで胸が痛みます。
スイスには火山がないので、地震は主に地滑りや土砂崩れで、土石流,川の増水などの被害が多くあります。ライン河ではたしか18メートルの被害標識を見たことがあります。
水力発電が主流のスイスでも、原発は私の知る所4カ所ありますが、5つめは住民投票によって廃棄されました。今回の日本の事故は、その意味で大いに興味を持たれているとのスイスからの友人のメールで、「人の不幸を見て、自分の都合を考える」という態度に我ながら恥ずかしいというものもありました。しかし、世界中が地震だけでなく、日本人の行動を注視していることも間違いなさそうです。

スイス,ヴァレー地方のモワリーダムへ向かう郵便バス。
●スイスワイン#3
●スイスワイン#2 世界遺産のブドウ畑

ご覧下さい!石壁で支えられたこの段々畑の果てしない広がり。
植えられているのは、すべて高さ1mほどのブドウの木です。
レマン湖畔に延々数十キロもこんな景色が続きます。
2007年に世界遺産に選ばれたラヴォー地区の「伝統の風景」です。
列車に乗って見上げていると高さがあまり実感できないですが、スイス人はよく「くたばってしまえ」(失礼!レディにあるまじき言葉でした!)というのに、「湖に飛び込んでしまえ!」と言います。
この景色の上の方に立てばまさしくぴったりの表現ですね。
写真はグランヴォーという日本にも姉妹村があった地区ですが、この写真の中央下あたりに、斜面でなく平な畑が見えます。そして右側の石壁には、なにやらパネルのようなものが・・・。
さてこれは何でしょう?お判りのかた、どうぞFC2ブログにお便りください。ヒントは日本の皇室です。