●モワリーダム
グリメンツ村の巨石をあとに、こんな道を、アニヴィエの谷の再奥へとバスで登りました。目的地はモワリーダム。写真はそのダムの堰堤から今来た道を見下ろしたところです。真下に小さく見えるのが黄色い郵便バス。一日に数回ここまでやってきます。

堰堤からダムの奥を見ると、モワリー氷河が顔を覗かせます。

これをダム湖の奥から逆に眺めるとこうなります

水が少ないとき、水辺に下りることも出来るようですね。
堰堤にはしゃれたカフェが作られていて、一休みできます。ダムの左手は広いバス道路になっていて、郵便バスでさらに終点まで行くと、そこからは壮大なモワリー氷河を一望できます。



でもバスでここを往復したのはきっと私たち3人だけ。ハイキング目的の人たちは、ダム湖の右側の上下数本のハイキングコースを歩きます。ここは高山植物の宝庫として有名なのです。
途中で、なにやら摘み取っている人がいたので、「なにを摘んでいるのですかあ〜〜〜」と叫んだら「なんとかあ〜〜〜」と返事をしてくれたのですが何だったか忘れました。

堰堤からダムの奥を見ると、モワリー氷河が顔を覗かせます。

これをダム湖の奥から逆に眺めるとこうなります

水が少ないとき、水辺に下りることも出来るようですね。

堰堤にはしゃれたカフェが作られていて、一休みできます。ダムの左手は広いバス道路になっていて、郵便バスでさらに終点まで行くと、そこからは壮大なモワリー氷河を一望できます。



でもバスでここを往復したのはきっと私たち3人だけ。ハイキング目的の人たちは、ダム湖の右側の上下数本のハイキングコースを歩きます。ここは高山植物の宝庫として有名なのです。
途中で、なにやら摘み取っている人がいたので、「なにを摘んでいるのですかあ〜〜〜」と叫んだら「なんとかあ〜〜〜」と返事をしてくれたのですが何だったか忘れました。

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●スイスの巨石伝説−2
アニヴィエの谷ーグリメンツの巨石
こちらは、花の村と呼ばれるグリメンツの村の再奥にある巨石です。
20数年前にはじめて訪れた時は、山から流れ落ちる渓流のほとりに様々の巨石がごろごろしていて、どれがそうなのか判りにくかったのですが、2年ほど前に行ったら、手すりやら階段が巨石を囲んでいて、立て看板まで作られていたのにはびっくり。
この巨石は佇まいが異様なだけでなく、やはり周囲には,穴を穿った石が配置されていて、そのなかでも,明らかに人の足型と思われる石が、大石のまえにまるで参拝者のそれのようにおかれていて、祭事に使われたのは明らかだと思われます。

太陽に焦がされたたような木組みのシャレーと、その窓辺に飾られる色とりどりの花を愛でようと、グリメンツの村には観光客がひっきりなし。でもちょっと足を延ばしてこの巨石を見に来る人はすくないようです。
この巨石群の後ろの坂道をどんどんバスで登ると、谷の再奥のモワリーダムに着きます。ここも高山植物が豊富なハイキングの天国で、次回ご紹介します。
こちらは、花の村と呼ばれるグリメンツの村の再奥にある巨石です。
20数年前にはじめて訪れた時は、山から流れ落ちる渓流のほとりに様々の巨石がごろごろしていて、どれがそうなのか判りにくかったのですが、2年ほど前に行ったら、手すりやら階段が巨石を囲んでいて、立て看板まで作られていたのにはびっくり。


この巨石は佇まいが異様なだけでなく、やはり周囲には,穴を穿った石が配置されていて、そのなかでも,明らかに人の足型と思われる石が、大石のまえにまるで参拝者のそれのようにおかれていて、祭事に使われたのは明らかだと思われます。


太陽に焦がされたたような木組みのシャレーと、その窓辺に飾られる色とりどりの花を愛でようと、グリメンツの村には観光客がひっきりなし。でもちょっと足を延ばしてこの巨石を見に来る人はすくないようです。



この巨石群の後ろの坂道をどんどんバスで登ると、谷の再奥のモワリーダムに着きます。ここも高山植物が豊富なハイキングの天国で、次回ご紹介します。
●スイスの巨石伝説−1
アニヴィエの谷-サンリュックの巨石>
スイスには,巨石の遺跡がいくつかあります。巨石文明は鉄器時代の特徴のひとつと言われますが、スイス最大のものはイヴェルドン郊外、その他、スイス東南部のファレーラ、レマン湖畔のリュトリなどにあって、どれも人の手が運んで来てその場所に立てたメンヒルと思われる形です。

しかし、アニヴィエの谷にあるものは、自然のままの姿の石で、また山深い場所にあることから、より原始的な趣があり、また研究も進んでいないようです。アニヴィエの谷には、サンリュック、グリメンツ、サンジャンなど20カ所に発見されていますが、そのうちでもサンリュックはその大きさで群を抜いています。

この石には、写真のようにコイン大の穴が無数にあけられていて、これは明らかに人工的な穴です。

巨石(Pierres sauvages)のある場所は、標高1767m。サンリュックの村のやや上方の林の中です。
スイスの先住民であるケルト人の時代の遺物であることから、この岩の上では、夏に「ケルトの夕べ」が開かれたりしています。
この巨石のある場所は、いまは深い森に覆われていますが、昔は見晴らしが良く、ホテル・ワイスホルンから見た祭壇のような山が、正面に見えます。そこでこの巨石はその無数の穴とともに、何らかの祭事に用いられたという説が、いまでは一般的です。

巨石の正面に見えて、太陽が登ってくる山はまるで祭壇のようなので、勝手に「祭壇山」と名付けました。
スイスには,巨石の遺跡がいくつかあります。巨石文明は鉄器時代の特徴のひとつと言われますが、スイス最大のものはイヴェルドン郊外、その他、スイス東南部のファレーラ、レマン湖畔のリュトリなどにあって、どれも人の手が運んで来てその場所に立てたメンヒルと思われる形です。

しかし、アニヴィエの谷にあるものは、自然のままの姿の石で、また山深い場所にあることから、より原始的な趣があり、また研究も進んでいないようです。アニヴィエの谷には、サンリュック、グリメンツ、サンジャンなど20カ所に発見されていますが、そのうちでもサンリュックはその大きさで群を抜いています。

この石には、写真のようにコイン大の穴が無数にあけられていて、これは明らかに人工的な穴です。


巨石(Pierres sauvages)のある場所は、標高1767m。サンリュックの村のやや上方の林の中です。
スイスの先住民であるケルト人の時代の遺物であることから、この岩の上では、夏に「ケルトの夕べ」が開かれたりしています。


この巨石のある場所は、いまは深い森に覆われていますが、昔は見晴らしが良く、ホテル・ワイスホルンから見た祭壇のような山が、正面に見えます。そこでこの巨石はその無数の穴とともに、何らかの祭事に用いられたという説が、いまでは一般的です。

巨石の正面に見えて、太陽が登ってくる山はまるで祭壇のようなので、勝手に「祭壇山」と名付けました。