[237] スイスの夏景色−食
■フウフウして食べる?ラクレット

闘牛をするエラン種の牛のミルクからは、主にラクレット用のチーズが作られます。
ラクレットは、直径30センチほどの円盤状のチーズを半分に切り、その断面を暖炉の火にかざして、溶け出したところを削り取って、ゆでたじゃがいもにからめて食べるものです。マッターホルンなどがあるスイスの西南部、ヴァレー地方の郷土料理です。
火を使うので、おもに冬の食べ物でしたが、最近は、チーズを長方形に薄く切り、それを金属製の皿に載せて溶かして食べる器具が出来て、いっぺんに6人位、それも暑い思いをしないで食べられるようになりました。この器具は家庭用もあるので、日本へ買って帰ることもできますが、電圧の調整にはご注意ください。

闘牛をするエラン種の牛のミルクからは、主にラクレット用のチーズが作られます。
ラクレットは、直径30センチほどの円盤状のチーズを半分に切り、その断面を暖炉の火にかざして、溶け出したところを削り取って、ゆでたじゃがいもにからめて食べるものです。マッターホルンなどがあるスイスの西南部、ヴァレー地方の郷土料理です。
火を使うので、おもに冬の食べ物でしたが、最近は、チーズを長方形に薄く切り、それを金属製の皿に載せて溶かして食べる器具が出来て、いっぺんに6人位、それも暑い思いをしないで食べられるようになりました。この器具は家庭用もあるので、日本へ買って帰ることもできますが、電圧の調整にはご注意ください。
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[236] スイスの夏景色−牛
■ヤヤヤ! スイスでも闘牛?

これはまるで宇和島の牛の頭突きそっくりですが、観客はレッキとしたあちらの人!
そうなんです。スイスの牛たちのなかでもこの黒い毛並みのエラン種の牝は、闘牛が大好き!というより、仲間内の女王を決める一種の儀式なんです。夏のはじめにこうした戦い(Combat de Reine=女王戦)で仲間同士で序列を決めておくと、高地の牧草地に移動する牧上りでもみんな粛々と山を登るし、また夏の間の高地での生活でも、自然と秩序が保たれるそうです(どこかの国の政治家に見せたい!)。
スイス西南部ヴァレー地方特有のこのエラン種の牛から作られるチーズは、スイス人も旅行者も大好きな名物料理「ラクレット」に最適です。

これはまるで宇和島の牛の頭突きそっくりですが、観客はレッキとしたあちらの人!
そうなんです。スイスの牛たちのなかでもこの黒い毛並みのエラン種の牝は、闘牛が大好き!というより、仲間内の女王を決める一種の儀式なんです。夏のはじめにこうした戦い(Combat de Reine=女王戦)で仲間同士で序列を決めておくと、高地の牧草地に移動する牧上りでもみんな粛々と山を登るし、また夏の間の高地での生活でも、自然と秩序が保たれるそうです(どこかの国の政治家に見せたい!)。
スイス西南部ヴァレー地方特有のこのエラン種の牛から作られるチーズは、スイス人も旅行者も大好きな名物料理「ラクレット」に最適です。