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[274]ジュラノート10

■ジュラ山中に置き忘れられた文化遺産−サンチュルサンヌと僧院

ジュラ山脈の山越えの途中で、隠遁生活に入った聖者がおりました。6世紀にアイルランドからヨーロッパ大陸にケルト系のキリスト教を伝えた聖コロンバヌスの弟子のひとりの聖ウルサンヌで、彼が拓いたのが、石灰岩の崖に取り囲まれた東部ジュラの小村、サンチュルサンヌの聖地です。

スイスとフランスの国境を分けるドゥー川。そのほとりに佇むこの静寂の村には、大きな僧院つき教会と、石造りの橋、そして隠者の祠などがあります。聖コロンバヌスに従った弟子達のなかには他に聖ガルスが居り、彼はなおも進んでスイス東部のザンクトガレンに僧院を拓きました。こちらは世界遺産になっていて,ひっそりしたサンチュルサンヌとは良い対照です。


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[273]ジュラノート9

■これモンブランです。

かなりぼやけていますが、これは水平線のようなアルプスの山並みの一番右に見えるモンブランです。シャモニーからみると大きな大福のようなこの山も、100キロ離れたジュラ地方から見ると、たしかにアルプスの最高峰です。

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[272]ジュラノート8

またまたアルプス山脈の絶景

 クリューデュヴァンの見ものは、断崖絶壁だけでなく、そのてっぺんのさらに上方からのアルプスの絶景です。ここではヴューデザルプ(1283m)よりさらに200mほど高い1463mからスイスアルプスの全容を眺めることができます。右はモンブランを中心するフランスのアルプス、正面右はマッターホルンを最奥に配置するヴァレー地方のアルプス、その左にはおなじみの、アイガー・メンヒ・ユングフラウを含むベルナーアルプス、そのさらに左はピラトゥスやゴッタルト峠を手前に、ベルニナ山群まで一望できます。私の小さなデジカメだと、3〜4回に分けても全容は収めきれませんでした。

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左手の暗い部分に断崖絶壁、右には石垣の続き、その先の牧草地をぐいぐい登ります。

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[271]ジュラノート7

■クリューデュヴァンの奇岩

この宇宙人の落とし穴みたいな奇岩の頂上のほぼ平らな牧草地には、家畜が(人間も!)墜落しないように、腰までの高さの石の防護壁がめぐらされています。
下の写真の中央に見える家は、この附近唯一のソーリヤ小屋で、簡単な食事ができます。ここから2〜30分、なだらかな牧草地が、絶景展望地点へ向かって登ります。

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[270]ジュラノート6

■ジュラの奇景

パイ皮のようなジュラ地方の地層を、むきだしにしているのが、ここクリュ−デュヴァンの奇岩です。高さ200m, 直径1キロの、まるでローマの円形闘技場が半分になったような形ですが、大きさはのコロッセウム約5倍。やわらかいジュラ地方の地層を氷河が浸食してできた自然の造形です。

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[269]ジュラノート5

■パイの皮みたいな地層

ジュラの地は、谷と平野がパイのように重なった山脈で、そのあたりに落人の里とも呼ばれるこの地方の秘密がかくされているようです。アルプス山脈が片麻岩や花崗岩などの固い地質なのに反し、ジュラ地方は主に石灰岩で出来た柔らかい地質で出来ています。

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スイスとのおつきあいは、スイス政府観光局から始まって、もうかれこれ45年。まだまだ奥深いスイスの魅力を追いかけています。hpもどうぞご覧下さい。
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