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[291]ジュラノート26

■エクステリアも素敵なラショードフォンの町並みIMG_6128_convert_20140623102230.jpg

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[290]ジュラノート25

■まだまだあるアールヌーボーのインテリア(ラショードフォン

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[289]ジュラノート24

■ラショードフォン:職住一致が生み出したアールヌーヴォーの住宅
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19世紀末にヨーロッパ中を風靡したアールヌーヴォーは、おもに時計産業のパトロン達によってジュラ山中のこの町にもたらされました。しかしそれを金持ちだけのものでなく、一般庶民の住宅の,階段や庭、天井、エレベーターなど日常品に導入できたのは、時計職人のもつ器用さ、芸術性の高さによるものだとも言われます。ラショードフォンの町では、こうした一般の住宅に残るアールヌーヴォーを訪ねるツアーやパンフレットが作られているほどです。
IMG_6178_convert_20140609144903.jpg DSCN0933_convert_20140609150504.jpgDSCN0899_convert_20140609144731.jpg

{288}閑話休題

■スイスアルプスから花の挨拶

スイスの友人から今年一番の高山植物の写真が届きました。そのうちの一つ,「貴婦人のスリッパ」。3センチくらいの小さな足でないと履けません。Lady+slipper+orchids+June+2014+003[1]_convert_20140615080010
今年の冬が長くて,5月でも雪が降ったり消えたり、6月に入って一気に夏が来たそうです。春が短いのが山国の特徴なのですね。

[287]ジュラノート23

■公害ゼロの産業計画都市 ラショードフォン

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スイス政府観光局のHPによると、かのカール・マルクスは、この町を”巨大な工業都市”と呼んだそうです。時計産業が彼のいうところの工業でした。19世紀の大火のあと、この町は、ただ時計産業だけのために、自然光を取り入れるように南側に大きな窓を並べる家の造りと町の区画を統一しました。そしてそれこそが今回世界遺産に登録された理由です。工業都市と言っても、町の中に見える煙突は旧電力会社の一本,二本目は火葬場の煙突で、公害とは無縁のようです。

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しかもその町並みは、職と住を接近させたために、工業都市と呼ぶにはあまりにも人間的で繊細な町並みに仕上がりました。どの建物も,色や外観の違いはあっても、どれも東西に長い道路に沿って建てられ,南面に縦長の窓を並べた造りになったのです。


[286]ジュラノート22

この写真、よ〜く見てネ。

ラショードフォンの町で見つけた、数少ない職人の仕事風景です。車道の車が反射するガラス窓の奥で、職人がひとり、職工の眼鏡を掛けて座っています。作業台を目の高さに置くので、机にしがみついているみたいに見えますが・・・

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右の写真は,典型的なアトリエの建物。縦長の窓は太陽光線を十分取り入れるためのもの。上の階のやや小さい窓は、住居用だったようです。こうした職住一致の建物毎に作る部品が異なり、ゼンマイ、針、文字盤、など50種類近いパーツを別々の工房で作っていたそうです。

[285]ジュラノート21

■アメリカの人気車シボレーは、ラショードフォン出身の人
の名!


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アメリカのGMが製造販売する人気車、英語名シェヴィまたはシェヴォレイの車名は、スイスジュラ地方の出身のChevrolet(シュヴロレ)という人物の名前。発音が英語圏の人になじまず、日本語ではシボレーと標記され、元のスペルからは遠くなってしまいました。百年ほど前に兄弟とともにアメリカに渡って自動車を造り始めたそうです。このほど記念のモニュメントが、出身地のラショードフォンの町に寄贈されて、はるばる海を越えて設置されました。この町からは,世界的に有名な建築家のル・コルビュジエ(本名ジャヌレ)が生まれていますが、こちらはペンネームの方が有名で、まるでフランスの建築家のように思われているのは、寂しいかぎりです。ちなみにスイスには国産車はありません。

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ハイジおばさん

Author:ハイジおばさん
スイスとのおつきあいは、スイス政府観光局から始まって、もうかれこれ45年。まだまだ奥深いスイスの魅力を追いかけています。hpもどうぞご覧下さい。
www.office-romandie.info/

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