[309]ジュラノート43
[308]ジュラノート42
■見逃すには惜しいヴァロルブの鉄道博物館と鉄の博物館
ジュー湖をこのまま西に向かえば、道はいやおうなしにフランス領に入ってしまいますが、その前にちょっと北上して、北の国境地点のヴァロルブ(Vallorbe)の町をおすすめしたいと思います。ここは豊な森林が生む火力を生かして鉄鉱石の生産で中世から知られてきたそうです。この町には、「鉄と鉄道の博物館」と「鍾乳洞」があります。

鉄産業の繁栄が鉄道の発達を促したのか、この町はあの有名なオリエントエキスプレスのシンプロン線のルート上に長いトンネルを完成させ,1875年にはすでにパリ〜ローザンヌ間を約14時間、1915年にはパリ〜ミラノ間を従来の1/3の時間で走れるようにしました。いまでもTGVがこのルートを当然という顔をして走り抜けています。

ヴァロルブの鉄と鉄道の博物館は、おなじ建物の上下にあり、一階はフォルムの美しい鉄製品の数々、そして階上には、かつてのオリエントエキスプレスの栄光を示す数々の行き先表示版や、スイスの各地の鉄道のジオラマが部屋一杯に走り回っていて、鉄道ファンでなくても楽しくなる空間になっています。
ジュー湖をこのまま西に向かえば、道はいやおうなしにフランス領に入ってしまいますが、その前にちょっと北上して、北の国境地点のヴァロルブ(Vallorbe)の町をおすすめしたいと思います。ここは豊な森林が生む火力を生かして鉄鉱石の生産で中世から知られてきたそうです。この町には、「鉄と鉄道の博物館」と「鍾乳洞」があります。



鉄産業の繁栄が鉄道の発達を促したのか、この町はあの有名なオリエントエキスプレスのシンプロン線のルート上に長いトンネルを完成させ,1875年にはすでにパリ〜ローザンヌ間を約14時間、1915年にはパリ〜ミラノ間を従来の1/3の時間で走れるようにしました。いまでもTGVがこのルートを当然という顔をして走り抜けています。


ヴァロルブの鉄と鉄道の博物館は、おなじ建物の上下にあり、一階はフォルムの美しい鉄製品の数々、そして階上には、かつてのオリエントエキスプレスの栄光を示す数々の行き先表示版や、スイスの各地の鉄道のジオラマが部屋一杯に走り回っていて、鉄道ファンでなくても楽しくなる空間になっています。