12. スイスアルプスの登山史5―日本人のスイスびいきの原点?
前述のスイス山案内人の手帳のうち、グリンデルワルトの名ガイドだったサムエル・ブラヴァンドの手帳に、秩父宮殿下の次のような記述があります。
「アルプスの山、如何に僕の心を惹きつけたことだろう。然しその裏面に君等山に住む人々の暖かい情愛が無限の力を与えているのだ。アイガーの峯の白雪よ、永遠に清かれ。グリンデルワルトの人々よ常に変わらない心でいてくれ。僕は故郷に帰る思いで来るだろう」。(岡沢祐吉著『スイス山案内人の手帳』より)
山に登る人たちだけでなく、スイスがいつも日本人憧れの地の筆頭に挙げられる理由は、実にこのあたりにあると思わせる一節ではないでしょうか?

左端に秩父宮殿下、右端にサムエル・ブラヴァンド
「アルプスの山、如何に僕の心を惹きつけたことだろう。然しその裏面に君等山に住む人々の暖かい情愛が無限の力を与えているのだ。アイガーの峯の白雪よ、永遠に清かれ。グリンデルワルトの人々よ常に変わらない心でいてくれ。僕は故郷に帰る思いで来るだろう」。(岡沢祐吉著『スイス山案内人の手帳』より)
山に登る人たちだけでなく、スイスがいつも日本人憧れの地の筆頭に挙げられる理由は、実にこのあたりにあると思わせる一節ではないでしょうか?

左端に秩父宮殿下、右端にサムエル・ブラヴァンド
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