●番外その3:『交通新聞』の記事再録
スイス夏一番 (その3)
● トンネルを出たらあとはハイキング
帰り道、ユングフラウヨッホを出た下り列車はトンネル内の二つの駅は素通りだ。標高差のせいか車内で眠りこける乗客も多いし、日本語のアナウンスもお休み。
だがトンネルを出た途端に一斉に降り支度。ここアイガーグレッチャー駅から終点のクライネシャイデックまでハイキングしようというのだ。
氷河が作り出した古いモレーンの上を歩くこのコースは昔からあったが、最近再開発されて逆さアイガーが映る人造湖なども整備され、「アイガーウォーク」と名前もついた。
終始クライネシャイデックを眼下に、下りばかりの道だ。したがってアイガー,メンヒは後ろに、ユングフラウは左手になるが、氷河やユングフラウ鉄道を右に左に見ながら背中を押されて歩くような快適さで、人気急上昇という。
旧ミッテルレギ小屋
1921年に秩父宮とともにアイガーをミッテルレギ陵から登頂した槙有恒が,登頂成功のお礼に寄付したミッテルレギ小屋が,2011年の改築に伴い、このコース上に移築されている。
このアイガーウォークを右手にそれると、やや上級向けのコース「アイガートレイル」が、北壁直下をアルピグレンまで延びる。また眼下には、メンリッヒェンへのパノラマコースがくっきり姿を現すなど、まさに目の前はハイキング地図そのままの光景となる。
梅雨に悩まされる日本を尻目に、スイスではハイキングシーズン真っ盛りである。
(写真は、電子書籍『スイスハイキング』http://www.swiss-support.co.jp/hiking_guide.htmの著者、和田憲明氏の提供です)。
● トンネルを出たらあとはハイキング
帰り道、ユングフラウヨッホを出た下り列車はトンネル内の二つの駅は素通りだ。標高差のせいか車内で眠りこける乗客も多いし、日本語のアナウンスもお休み。
だがトンネルを出た途端に一斉に降り支度。ここアイガーグレッチャー駅から終点のクライネシャイデックまでハイキングしようというのだ。
氷河が作り出した古いモレーンの上を歩くこのコースは昔からあったが、最近再開発されて逆さアイガーが映る人造湖なども整備され、「アイガーウォーク」と名前もついた。
終始クライネシャイデックを眼下に、下りばかりの道だ。したがってアイガー,メンヒは後ろに、ユングフラウは左手になるが、氷河やユングフラウ鉄道を右に左に見ながら背中を押されて歩くような快適さで、人気急上昇という。


1921年に秩父宮とともにアイガーをミッテルレギ陵から登頂した槙有恒が,登頂成功のお礼に寄付したミッテルレギ小屋が,2011年の改築に伴い、このコース上に移築されている。
このアイガーウォークを右手にそれると、やや上級向けのコース「アイガートレイル」が、北壁直下をアルピグレンまで延びる。また眼下には、メンリッヒェンへのパノラマコースがくっきり姿を現すなど、まさに目の前はハイキング地図そのままの光景となる。
梅雨に悩まされる日本を尻目に、スイスではハイキングシーズン真っ盛りである。
(写真は、電子書籍『スイスハイキング』http://www.swiss-support.co.jp/hiking_guide.htmの著者、和田憲明氏の提供です)。
スポンサーサイト