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● ジュラの秋 8

■ スイス,ジュラ地方の秋色 〜 今でも現役、自動仕掛け人形。

この絵はがきの3体の仕掛け人形は、1721年生まれのピエール・ジャケ=ドローの作品です。いまでもジュラ州に近い大学都市ヌーシャテル市の美術館で、ピアノを弾き、字を書き、絵を描いています。大きさは実際の子供くらいあります。

ジャケドロー_convert_20121112162557


クラヴサンを弾く女性は、5曲のレパートリーを、ちゃんと鍵盤をおさえて演奏するのはもちろん、呼吸に合わせて胸が膨らんだり戻ったりします。画家(左手の羽ペンをもった坊や)は、ルイ16世やマリーアントワネットの絵をすらすらと、右の書記は「我思う故に我あり」と3世紀近くも書き続けています。下の2枚は、実際に目の前で書いてくれたものです。でもこの愛らしいアンドロイドたちの背中をあけると、仕掛けを動かすためのディスクが背骨にそってぎっしりとつまっていて、ちょっとゾッとしますが。


ジャケドロー3_convert_20121111213711 のコピー ジャケドロー2_convert_20121111213711


このジャケ=ドローを生んだヌーシャテル州の北部の都市、ラショードフォンは、2009年に「時計製造業の都市計画」で世界文化遺産に登録されました。ここは建築家ル・コルビュジエの生まれ故郷でもあります。
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ジャンル : 海外情報

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仕掛け人形

ピエロの仕掛け人形は、割合ポピュラーのようですね。私もスイスでも何カ所か見たような気がします。
そういえば、この3体の人形を見学した20年も前の話ですが、これをまったく同じ仕掛け人形を複製にした日本人がいて、非公開で愛蔵しているとか・・・?これもうろ覚えの話ですが・・・。

何処かで見たことある

ハイジおばさん、久しぶりの訪問です。
字を書くピエロ。
大分前、日本のどこかで見たことあります。
でも、思い出せない。
小樽のオルゴールの館だったかな?

日本のからくり人形より精巧に出来てますね。
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ハイジおばさん

Author:ハイジおばさん
スイスとのおつきあいは、スイス政府観光局から始まって、もうかれこれ45年。まだまだ奥深いスイスの魅力を追いかけています。hpもどうぞご覧下さい。
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