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● スイスの文化歴史街道ViaStoria -7

■ ViaCook トマスクックの道 –3

IMG0015_2_convert_20130209224448_20130209225148.jpg IMG0003_2_convert_20130212092206.jpg  
モンブラン橋側から見たジェット噴水                 旧市街の丘の上から見たところ。左手の一本目の橋がモンブラン橋。
 (c)OTG

さて、ジュネーブのシンボルは,高さ140メートルまで湖水を噴き上げるレマン湖のジェット噴水。このジェット噴水を、トマスクックのツアーグループは見たでしょうか??? 答えはブー。ジェット噴水が今の場所に設置されたのは、彼らの訪問から28年後の1891年でしたから。
一方、一行が参拝?したサンピエール寺院は、いまでも当時のままの姿です。


IMG0033_2_convert_20130209224604_convert_20130209225901.jpg  IMG0031_2_convert_20130216110954_20130216111334.jpg
サンピエール寺院の一画  (C)OTG

トマスクックの団体旅行が、パリ経由で大急ぎ、スイスで最初に到着したのがジュネーブ。このあたり、現代の旅行パターンと似ているような???
ジュネーブの名は、まるで首府と誤解されるほど有名な町ですが、スイスの首都はベルンです。ジュネーブはいまでもジュネーブ共和国と正式名称にも謳っているとおり、長く独立した小国で、ナポレオンの時代には、一時フランスの属国になり、スイス連邦に加盟した時はやっと1815年でしたから、トマスクックのご一行様がやってきたのは、スイス連邦の一員になって50年にも満たない,ホヤホヤの新州だったわけです。明治維新からたった53年前の連邦加盟、いまでもジュネーブは独立国に戻るべきだと運動する人もいるそうで、日本でいえばさしずめ、島津藩か長州藩あたりの心意気なのかも知れません???



       

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スイスとのおつきあいは、スイス政府観光局から始まって、もうかれこれ45年。まだまだ奥深いスイスの魅力を追いかけています。hpもどうぞご覧下さい。
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