● スイスの文化歴史街道ViaStoria - 12
■ トマスクックの道ViaCook-8 マルチニーからシオンへ
マルチニーでは当時は発掘も進んでおらず,美術館も存在以前だったせいか、トマスクックの一行はここには泊まらずにそのまま、この地方最大の都市シオンに向かっています。

鉄道の車窓からは2つの小山がはっきりと見える。南向きの斜面にはブドウの樹が整然を植えられている。
さてスイスで2番目に大きいヴァレー州の首都であるシオンは、写真のように2つコブの丘の町。丘のひとつにはヴァレール教会があり、世界最古の演奏可能なパイプオルガンがあります。もうひとつのトゥルビヨンの丘の上は廃墟です。司教区がおかれた古い宗教的な町で、周辺のブドウ畑から生産されるワインのスイス一の集散地でもあります。

トゥルビヨンの丘をさらに上のブドウ畑から眺めたところ。左手の白濁した川は、アルプスから地中海へ注ぐローヌ川。そのすぐ右に現代の鉄道路線が見える。
この旅行の手記を書いたモレル女史の記述によると、マルチニーからシオンへは,3年前に開通したばかりの鉄道に乗ったと書かれています。全区間だったのかどうか不明ですが、スイスに鉄道が最初に開通したのは1847年で、北東部のチューリヒとバーデンを結ぶ47キロの区間でした。それから15年近くを経た1863年にすでに、部分的にもこんな田舎に鉄道が開通していたとは驚きですね。
このブログ記事は、ViaStoriaの資料をもとに書いていますが、その原本はモレル女史の旅行記「The History of Tourism, Thomas Cook and the Origins of Leisure Travel」のようです。詳しい確認をしたいと思ってAMAZONで検索したところ、¥94,625.-もするので、図書館で探してみることにしました。区の図書館やJTBの旅の図書館では見つからず、大学図書館へ行く必要がありそうです。
マルチニーでは当時は発掘も進んでおらず,美術館も存在以前だったせいか、トマスクックの一行はここには泊まらずにそのまま、この地方最大の都市シオンに向かっています。

鉄道の車窓からは2つの小山がはっきりと見える。南向きの斜面にはブドウの樹が整然を植えられている。
さてスイスで2番目に大きいヴァレー州の首都であるシオンは、写真のように2つコブの丘の町。丘のひとつにはヴァレール教会があり、世界最古の演奏可能なパイプオルガンがあります。もうひとつのトゥルビヨンの丘の上は廃墟です。司教区がおかれた古い宗教的な町で、周辺のブドウ畑から生産されるワインのスイス一の集散地でもあります。

トゥルビヨンの丘をさらに上のブドウ畑から眺めたところ。左手の白濁した川は、アルプスから地中海へ注ぐローヌ川。そのすぐ右に現代の鉄道路線が見える。
この旅行の手記を書いたモレル女史の記述によると、マルチニーからシオンへは,3年前に開通したばかりの鉄道に乗ったと書かれています。全区間だったのかどうか不明ですが、スイスに鉄道が最初に開通したのは1847年で、北東部のチューリヒとバーデンを結ぶ47キロの区間でした。それから15年近くを経た1863年にすでに、部分的にもこんな田舎に鉄道が開通していたとは驚きですね。
このブログ記事は、ViaStoriaの資料をもとに書いていますが、その原本はモレル女史の旅行記「The History of Tourism, Thomas Cook and the Origins of Leisure Travel」のようです。詳しい確認をしたいと思ってAMAZONで検索したところ、¥94,625.-もするので、図書館で探してみることにしました。区の図書館やJTBの旅の図書館では見つからず、大学図書館へ行く必要がありそうです。
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