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● スイスの文化歴史街道ViaStoria-24

■再びトマスクックの道ViaCook- ヌーシャテルへ

あれこれと寄り道をしているうちに、トマスクックのツアーが、いまから丁度150年前に、ロンドンから世界初のスイス向けパッケージ旅行に出発した6月26日が近づいてきました。

このブログ上では、一行の旅は,リギ山を過ぎて、鉄道でスイスの大学都市ヌーシャテルへ向かっています。


ヌーシャテル0001_convert_20130611143446
ヌーシャテルのシンボル、丘の上のコレジアル大聖堂。

ヌーシャテルはすでにその当時でも,時計産業の集散地として知られていたようです。この旅の記録を残したジェミマ・モレル女史によると、一行はここで時計を買うのを楽しみにしていたのが、アレンジの都合で、出発前の数時間しか買い物ができなかったと,苦情を漏らしています。このあたりも現代のパック旅行に似て、笑いを誘います。

ヌーシャテル_convert_20130611143515 ヌーシャテル1_convert_20130611143544 向こうに見えるのスイス一大きいヌーシャテル湖                   ヌーシャテルの旧市街

時計産業と同じルーツをもつ仕掛け装置、それは次第にオルゴール産業へと向かったのでしたが、写真のジャケー・ドロー制作の3体の仕掛け人形は、この世に存在していたのでした。しかしトマスクック一行が、この仕掛け人形を見学したという記録はありません。

ジャケドロー_convert_20121112162557

この3体は人間の子供くらいの大きさがあり、それぞれ、ピアニスト、書記、画家の名で呼ばれています。実際に鍵盤を奏で、字を書き、絵を書く、もう300年も前に作られたものですが、現代ならさしずめロボットです。
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テーマ : スイス情報
ジャンル : 海外情報

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Secre

仕掛け人形

kazu様、
仕掛け人形は、ほんとうに良く出来ていて、ピアニストに恋した、という人もいるそうです。
表面は綺麗ですが、背中を明けると円盤がぎっしり重なっていてゾーッ、百年の恋も醒めようというものですが・・・。

こりゃ、すごい

ハイジおばさん、こんにちは
久しぶりの訪問です。
仕掛け人形、すごいですね。

小樽のオルゴール館で、ピエロの仕掛け人形を見かけたことがあります。
ロボットだと味気ないですが、当時は、人々の驚きを誘ったのでしょうね。

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ハイジおばさん

Author:ハイジおばさん
スイスとのおつきあいは、スイス政府観光局から始まって、もうかれこれ45年。まだまだ奥深いスイスの魅力を追いかけています。hpもどうぞご覧下さい。
www.office-romandie.info/

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