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[256]ややこしい世界遺産−スイスの巻

■アルプスに水上生活者?−ラ・テーヌ文化の遺跡

2011年にスイスの世界遺産の一つに指定された、「アルプス山脈周辺の先史時代の湖畔住居群」が何を意味するかを即座に理解できるのは、かなりの想像力の持ち主か、歴史によほど詳しい人でしょうねえ!
紀元前5000年から500年にかけて、アルプス山脈周辺の7カ国では、湖の水辺に高床式の住居を作って暮らしていたという、その遺跡がその7カ国で111カ所、スイスだけで56カ所あるそうです。
その代表格の、ヌーシャテル湖畔にある博物館とその周辺を訪ねてみました。

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スイス北西部の大学都市、ヌーシャテルの中心からバスで東へ10分ほど。広大な敷地に,当時を再現した高床式の建物や住居が作られていて、スイス領内で一番広いというヌーシャテル湖の水の景色と併せて、当時の雰囲気にとっぷり浸かることができます。ここには「ラテヌウム」という博物館が設置されていて、この地が代弁するラ・テーヌ文化の歴史的位置関係を明らかにしています。
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でもなにより素晴らしかったのは、ここから眺めるユングフラウ地方を中心に据えたアルプス山脈の偉容。数千年前の古代人も、ここから同じ景色を眺めていたのだと思うだけで、時空を超える雄大な気分にさせてくれました。
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スイスとのおつきあいは、スイス政府観光局から始まって、もうかれこれ45年。まだまだ奥深いスイスの魅力を追いかけています。hpもどうぞご覧下さい。
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