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[299]ジュラノート33

■谷は谷でも、どぶろく谷?!? ジュラ地方のトラヴェールの谷

詩人のヴェルレーヌや画家のロートレックなどを中毒にした,ニガヨモギを原料とする強いお酒のアプサン。フランス語ではアプサントと呼びますが、長く禁制だったこの安価な蒸留酒の原産地は、スイス、ジュラ地方のトラヴェールの谷(Val de la Travers)です。
DSCN1210_convert_20140811121656.jpg DSCN1212_convert_20140811222305.jpg
いまでは禁制も解けて、オシャレな蒸留所が軒を並べます。試飲も出来ますし、小さな瓶から大きなものまで、オシャレな試飲器具が並びます。
P2014_0811_120122.jpgチョコレートにも入っていて、おみやげにも便利。水を注ぐと白濁する強い食前酒、フランス南部で良く飲まれるペルノーも、ここトラヴェールの谷のアブサンから発展したものだそうです。



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Secre

ペルノー

そうなんです。懐かしいペルノーのラベルなんか目に入ったら、喜んで買っちゃいそうですが、薄めて飲むので延々、何杯にもなりそう!手足に震えがくるようになったら大変ですから、値段が高めなのが良いブレーキになってる、というわけです。トホホホ!

アブサンもどき

ハイジおばさんへ

パスティスのタイトル、何の意味かと思ったら、アブサンが禁じられた後、代替品として作れたものだそうですね。

パスティス、似せて作るという意味とか。和訳して出したら、日本で売れなかったかも。
リカール700ml 小売価格2,750円、ペルノ同2,900円。
結構いい値段してます。日本では、焼酎のような安酒ではありませんね。

ギリシャのウゾ(40度)、アニスの種子などをブランデー原酒に浸漬したあと、蒸留したものとか。
初めて知りました。

北欧のものは、デンマークのガンメル・ダンクス・ビター(38度)かな?




kazuさんへ

もう一つ思い出しました。
ギリシャのウゾー(ウーゾ)という白濁する食前酒、あれといっしょです。
北欧にもおなじようなものがあると聞いたことがあるけれど、こちらは名前が思い出せません。

パスティス

いえいえ、このアブサンの水割りとかソーダ割りはとってもおいしくて、ハイジおばさんも若かりし頃、マルセイユ近くの居酒屋で一杯引っ掛けていたところ、周囲のおじさんたちに、「マドモワゼル、それは労働者が飲むお酒だよ!」とたしなめられたことがありました。ちょっと薬くさくて、甘いようなとっても美味しい食前酒なのです。日本の輸入酒店でも、ペルノー(Pernod)とかリカール(Ricard)というラベルで売っていますから、いちどお試しを!赤や黄色の液体を組み合わせて、ペロケ(おうむの意)という三色のカクテルを作ったりしますが、西洋の水と日本の水は違うので、同じ味わいにはならなかったことを思い出します。詩人や画家が病み付きになるのは、安いから、という説明がありました。

強い酒ですねえ!

ハイジおばさんへ

アブサン、名前は聞いたことあるけど、飲んだことない。
香りだけなら記憶がありそう。

アルコール度数40~89度。普通は70度とか。
ニガヨモギ他が原料にブレンドされているようだけど、好き好んで飲むもんじゃないよね。
詩人や画家が中毒になるとは、悪魔の酒かな?

ウオッカ同様、寒い国だからこそ作られたのかも。
プロフィール

ハイジおばさん

Author:ハイジおばさん
スイスとのおつきあいは、スイス政府観光局から始まって、もうかれこれ45年。まだまだ奥深いスイスの魅力を追いかけています。hpもどうぞご覧下さい。
www.office-romandie.info/

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