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[303]ジュラノート37

■ジュラ山中に自由あり(fin)−オルゴール

旧友の記者がジュラの旅の最後に案内されたのは、自動人形とオルゴールの博物館だったという。それは多分、オーベルソンにある、「ボー博物館」だっただろう。時計とオルゴールは表裏一体の産業で、とくにレマン湖の北にあたるジュラ地方のサントクロワには、仕掛け装置の博物館が、そしてさらにフランス国境に近いオーベルソンに、このボー3兄弟が近隣からかき集めて建設したオルゴール博物館がある。
技術的発達は、18世紀がゼンマイ、19世紀が蒸気機関、20世紀がコンピューターといわれるが、その過程で我々はなにか貴重なものを失っているのではないか?18世紀のオルゴールに耳を傾けながら、それが何であるか考えつづけた、という一文で、小川記者の記事は終わっている。

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スタール夫人の愛蔵品だったラッパ吹きの仕掛け人形
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Secre

仕掛け装置

日本のお茶汲み人形も愛らしいですが、スイスの仕掛け人形には、ハープシコードを弾く淑女とか、絵かきとか、字を書く人形など、まるで生きているようなものがあります。300年も前に作られたハープシコードの貴婦人に魅せられてレプリカを作らせ,誰にも見せずに秘蔵する日本人の大金持ちがいる、と現地で聞いたことがありますが、非公開、門外不出にしていて、ついにそれがどこの誰かは今でも不明のままです。日夜美女の人形にピアノを弾かせてひとりで見入っているなど、ちょっと鬼気せまるものがありますね。

小樽オルゴール堂2号館

ハイジおばさんへ

現役の頃、取材で小樽を訪れた時、オルゴール堂の展示に驚きました。
なかでも、ピエロのからくり人形には目を見張ったものです。
ネットで調べたら、1990年のスイス製。レプリカだそうですが、よくできてます。
メルヘンの世界と、ロマンをかきたてられますね。
思い出をよみがえらせてくれてありがとう、です。
プロフィール

ハイジおばさん

Author:ハイジおばさん
スイスとのおつきあいは、スイス政府観光局から始まって、もうかれこれ45年。まだまだ奥深いスイスの魅力を追いかけています。hpもどうぞご覧下さい。
www.office-romandie.info/

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