[356]スイスに住んだセレブ−20

■ 007、新田次郎、今井通子

シルトホルン_convert_20160319180958
007のジェームス・ボンドにはモデルが居たらしいから、実在の仲間入りをさせるとして、あの映画『女王陛下の007』の舞台になったのが、このシルトホルンである。景勝地ミューレンを通って、2970mの頂上駅まで大型の空中ケーブルが通じているから、ボンドのようにヘリコプターやスキーで来る必要はない。頂上の円形部分は、映画製作の時に命名されたという「ピッツ・グローリア」という回転レストランで、約1時間で一周、このアイガー・メンヒ・ユングフラウの名三山から、周囲360度のアルプスを心ゆくまで見せてくれる。
スキャン+2_convert_20160319181125スキャン_convert_20160319201843_convert_20160319202130スキャン3_convert_20160319201811_convert_20160319204109
円形回転レストランの後ろに3つ並ぶ峰が、名峰アイガー、メンヒ、ユングラウの3名山である。その一番左手の暗い部分が、沢山の登山家の命を呑み込んだアイガー北壁。この難関に見事世界初の直攀をなしとげたのが、今井通子を含む6人の登山隊である。1969年のこの快挙を祝って、シルトホルン空中ケーブルの中間駅、ミューレンの駅舎にはその時使われた用具が飾られている。 SANY0428_convert_20160319181422.jpg <a新田次郎の碑_convert_20160319181235
ミューレンの駅舎の展示                          新田次郎の記念碑
そしてこの3名山の麓にあたるクライネシャイデックには、あのアルプスを愛し多くの著作を残した新田次郎の記念碑がある。駅舎と線路の反対側の小高い土手に、ちょうどアイガーを望むように埋め込まれていて、墓ではないが、愛用の万年筆などが収められているという。この設置を熱心に求めた奥さんの藤原ていさんが、近くを通ったら飴玉のひとつでも供えてくださいね、と仰っていたのを思い出す
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kazuさん、ご愛読有り難う存じます。新田次郎氏は、アルプスには頻繁に行っておられたようで、クライネシャイデックには、彼の大きな写真を入り口に飾ったホテルがありましたが、いまはどうなったでしょうか?『アルプスの谷、アルプスの村』、『アイガー北壁気象遭難』などなど著作もアルプスに関するものが多いのですが、タッチの差で、残念ながら現職中にお会いすることはありませんでした。

写真もいいけど、コメントもいい

ハイジおばさんへ。

素敵なスイス情報、いいですね。
よくもまあ、こんな高所に回転レストランまで建設するとは・・・
さすが観光立国。

今井通子、新田次郎のエビソードもいい。
彼の著作は「八甲田山死の彷徨」くらいしか読んでないけど、アルプスには何度も足運んだのでしょうね。
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ハイジおばさん

Author:ハイジおばさん
スイスとのおつきあいは、スイス政府観光局から始まって、もうかれこれ40年。まだまだ奥深いスイスの魅力を追いかけています。hpもどうぞご覧下さい。
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