[397]『マルチナ・ヒンギス』(E.バリリエ著、鈴木光子訳, 1997年刊)



1章(7):例外中の例外

 彼らの作品などという表現をすると、ちょっと大袈裟だと言われるかも知れないが、私はこの言葉を繰り返し使いたい。たった16才の少女、その上手なラケットさばきに、我われの賞賛のまなこを向けられる他になんの取り柄もないこの少女に、何十ページもさいて本を捧げるなんて正気だろうか?

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 たったの16才という点については、もう私は答えたつもりだ。ものの価値は年数によって数えられるものではない。それどころか、年数が経つ程に、価値すなわち存在は、金と勝利と財産に姿を変える。それだけ彼女は彼女自身でなくなる。マルチナ・ヒンギスが他の誰よりも純粋な価値を持つのは、彼女がとても若いということなのである。

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Secre

No title

面白い、と言って頂けるのはなによりの励みです。
「理屈っぽい」と一刀両断のコメントもありましたので・・・。

著者に、「貴方もテニスをするのですね?」と聞きましたら、応答なしでしたから、多分テニスをしない人、の外野からの分析としても面白いかも・・・。

ともかく一応ご期待ください。

16歳かあ~

ハイジおばさんへ。
苦肉の策でも、知らなった人には、面白い。
S.グラフも17歳だったっけ?
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スイスとのおつきあいは、スイス政府観光局から始まって、もうかれこれ40年。まだまだ奥深いスイスの魅力を追いかけています。hpもどうぞご覧下さい。
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