4. ゴッタルト峠(1)ー世界最長の地底トンネル開通ー
2010年10月15日、スイスのお臍のようなゴッタルト山塊に、全長57キロの鉄道用ベーストンネルが貫通しました。青函トンネルを抜いて、世界最長です。鉄道の運行開始は、2017年の予定で、チューリヒ~ミラノ間は、1時間半もの短縮になるそうです。
スイスの西部ではすでに、2007年の5月に世界第三位のレッチュベルグベーストンネル、全長35キロが開通していて、ベルン方面からツェルマットやサースフェーヘのアクセスが1時間以上短縮されていました。
今年6月にヴィスプからシュピーツ間を乗車したのですが、20分足らずのトンネルを過ぎると、ヴァレー地方のやや乾燥した風景が、ベルナーオーバーランド地方の柔らかな空気に変って、ほんとに近くなったものだと感心しました。
ヴィスプの駅も整備されて、今まで駅から5~6分歩かなければならなかったバス停も、駅前にバスターミナルが出来てアクセスがとても便利になっています。ヴィスプには氷河特急も止まります。

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No title
そうですねえ。ブリークにはシンプロントンネルへのアクセスや、スイス国鉄,私鉄のベースとしての重要性がありますが、駅舎はどうなりますかねえ。住民投票の議題になっているかもしれません。
スイスの地方では、小さな駅舎に駅長さんの家族が住んで、子供の洗濯物が干してあったり、花が一杯だったりして、それだけでほのぼのしたものですが、最近は駅の無人化が進んでいて、情緒がなくなりましたねえ。
スイスの地方では、小さな駅舎に駅長さんの家族が住んで、子供の洗濯物が干してあったり、花が一杯だったりして、それだけでほのぼのしたものですが、最近は駅の無人化が進んでいて、情緒がなくなりましたねえ。