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●カリジェとウルスリの鈴3

ウルスリの3枚の絵はがきが示すお話の筋は、原本にある下記の説明文で
ご想像頂けるでしょうか?


チャランダマ0001_convert_20110704100838


・・・スイスのエンガディンという山ばかりの地方では、夏の間、家畜が首にカウベルをつけられて、山の放牧地の草を食べて生きています。冬になって麓の家畜小屋で暮らすようになると、この鈴ははずしてしまっておきます。
3月になって冬が終わると、春の祭り「チャランダマルツ」がやって来て、寒くて暗かった冬の日の終わりを告げるように、村中の鈴が鳴り響きます。村の男の子たちは、ありったけ大きな鈴を自分の首に下げて、村中の通りを行列してのし歩きます。
冬を追い払って、お日様いっぱいの輝く春を歓迎しようというわけです。
でも大きな鈴を首にかけることができるのは、大きな子ばっかりで、小さい子は、仔牛用の小さな鈴をつけて,行列のしっぽについてあるくのがせいぜいです。
 これは、春の祭りが来たとき、今年こそおっきな鈴をつけてみせるぞと決心した、ウルスリという男の子の冒険物語です。・・・

安野先生は、自分には大きな鈴がないウルスリ少年が、危険も忘れてひとりで山小屋まで上って大きなカウベルを下ろしてきて、意気揚々とチャランダ・マルツの祭りに参加する、その男の子の心意気が、「僕、わかるんだよな~~」と言っておられたのを,今思い出しました

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スイスとのおつきあいは、スイス政府観光局から始まって、もうかれこれ45年。まだまだ奥深いスイスの魅力を追いかけています。hpもどうぞご覧下さい。
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