●カリジェとウルスリの鈴12

旅の途中で、安野先生がこの旅の目的地を入れた地図をスラスラスラーッと描いてくださいました。さすがポイントはすべて抑えた上で、普通の地図には出てこないような珍しい地名が入っています。
地図の中央右下の部分にある, ディセンティス、トルン、オーバーザクセン、イランツ、右端のグアルダ、それから右上のシュタイン・アム・ラインなどがそれです。
(矢印はあとから私が入れました)
これからカリジェと切り離せないこうした地名を訪ねてみたいと思います。

木製の玩具のようなトルンの駅、これも氷河特急の通過駅のひとつ。
トルンは、氷河特急沿線の、なにげなく通りすぎてしまうような町ですが、
実は,スイスで一番大きい州であるグリゾン州(ドイツ語でグラウビュンデン州)の礎となった3つの勢力が同盟を結んだ場所だそうで、記念のチャペルが駅前にあります。ちなみにグラウビュンデンというのは灰色の同盟と訳すことができ、クールのホテル・シュテルンの前に掲げられた州旗も、3つの部分で構成されていました。でもなぜ灰色と呼ぶのかは、どこかで調べたまま忘れてしまいました。

灰色同盟の記念のセント・アンナ礼拝堂と由緒ありげな右手の大楓
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