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●カリジェとウルスリの鈴13


スルシルヴァン美術館のカリジェの部屋に飾られた絵のひとつ。なぜか人物も動物も後ろ姿が多いのが気になる。

トルン(Trun)はなんと言ってもカリジェの生まれた町(1902年8月30日)、
そして亡くなった町(1985年8月1日)でもあります。
町の家々は、それぞれに紋様に飾られていて、ところどころにはカリジェの描いた壁画が、家壁の装飾に使われています。
カリジェは頼まれれば気軽に誰にでも絵を描いてあげたそうで、村の人々と密着した生活ぶりだったようです。
生家の横には、カリジェの原画を多く所蔵する、「スルシルヴァン美術館」(Museum Sursilvan)があります。3階がカリジェ専用の階になっていて、多くの絵や版画、絵本の原画などが陳列されています。
当時の館長のピウス・トマジェットさんは、この村の(唯一の?)医者だそうで、ふるさとを愛し、土地の人々を慈しみ、カリジェを守る、素晴らしく上質な人格の持ち主だという強い印象を受けました。都会よりも、深い田舎の方にこうした人物に遭遇する機会が多いのは、日本でも同じでしょうか?


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スルシルヴァン美術館の入り口と、3階のカリジェの部屋入り口を示す、自筆のサイン


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雑貨屋さんの入り口に、「フルリーナ」の絵が・・・。

(今回も三宅文子さんの写真を多く使わせていただきました)。

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スイスとのおつきあいは、スイス政府観光局から始まって、もうかれこれ45年。まだまだ奥深いスイスの魅力を追いかけています。hpもどうぞご覧下さい。
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