●カリジェとウルスリの鈴22
イン川の上流の村々がほとんど水面すれすれの高さなのに反し、下エンガディン地方では、グアルダのように高いところからイン川を見下ろす形で、ツェルネッツ、ラヴィン、アルデッツ、セントといった名前の小さな村が点在しています。その果てはオーストリア国境近くで、シュクオルという比較的大きい温泉地の、パステルカラーの村に続きます。村々にはスグラフィッティ紋様の家が点在、村と村は広大な牧草地でつながり、絶好のハイキングコースになっています。

アダムとイヴの絵が主体の、スグラフィッティ紋様の家。
右の小さなカリジェの挿絵と見比べるとわかりやすいが、左側の半円の入り口は、馬車が後ろ向きに入れる大きさがあって、干し草を馬車ごと運びいれる。右側の壁を塗りつぶしてベンチを置いた部分はもとやはり半円の入り口で、家畜用。地下に入って、上の荷馬車から落とされる干し草を食べていた。人間は一階の左右の部屋と2階以上に住み、1階の窓のある部屋には年寄りが住み、すぐ下の道にある噴水(水飲み場)に集まる村人たちと窓から話ができた。家の前には必ずベンチがあって通行人を眺めたり声をかけあったりするパリのカフェテラス的存在。入り口のドアは、上下に分かれていて、上は風を通したり、下は犬や猫が通れるように、そしてその上の半円の部分は鳩が通れるように開けられる。



アダムとイヴの絵が主体の、スグラフィッティ紋様の家。
右の小さなカリジェの挿絵と見比べるとわかりやすいが、左側の半円の入り口は、馬車が後ろ向きに入れる大きさがあって、干し草を馬車ごと運びいれる。右側の壁を塗りつぶしてベンチを置いた部分はもとやはり半円の入り口で、家畜用。地下に入って、上の荷馬車から落とされる干し草を食べていた。人間は一階の左右の部屋と2階以上に住み、1階の窓のある部屋には年寄りが住み、すぐ下の道にある噴水(水飲み場)に集まる村人たちと窓から話ができた。家の前には必ずベンチがあって通行人を眺めたり声をかけあったりするパリのカフェテラス的存在。入り口のドアは、上下に分かれていて、上は風を通したり、下は犬や猫が通れるように、そしてその上の半円の部分は鳩が通れるように開けられる。

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コメントの投稿
No title
前のメールで、種類と書いたのは主流のまちがいです。
文字直しました
スグラフィッティ紋様は、それを描く職人がいるのではないかと思いますが、もっと簡単な紋様だと
自分で描いてしまう人も居るかも???
普通はこんな絵はなくて、右端のような幾何紋様が種類なんです。
自分で描いてしまう人も居るかも???
普通はこんな絵はなくて、右端のような幾何紋様が種類なんです。
文字が小さくて…
面白い家ですね。家人が描くのですか?
建築現場で、犬の覗き窓なんて、冗談?でつくってあるの見たことはありますが…
建築現場で、犬の覗き窓なんて、冗談?でつくってあるの見たことはありますが…